スマート家電が幅広く浸透し始めていますが、このスマート家電を操作するスマートリモコンも注目を集めています。スマートリモコンとはいわば家電のメーカーや種類を超えて、1つで複数の家電を操作できるリモコンだといえます。従来は家電1台ごとに専用のリモコンが必要で、リモコンを1台にまとめようとするといわゆる学習リモコンが必要でした。スマートリモコンは端的にいえばスマホに対応する学習リモコンのようなもので、更に進化していると考えれば理解しやすいでしょう。
スマートリモコンでできる事といえば、電源のON・OFFを始めとしてテレビのチャンネル切り替え、ボリュームの操作やエアコンの温度設定など多岐にわたります。スマートスピーカーがあればそれも連携できるので、スマホだけでなく音声でもこれらの操作、設定が可能となります。赤外線信号に対応する家電であれば、スマートリモコンで操作可能になるので、リモコンが使える大抵の家電がスマート家電化できます。
おすすめはやはり、音声操作ができるスマートスピーカー対応の製品です。音声操作は初めてだと抵抗感や恥ずかしさを覚えがちですが、実際に試してみると便利でもう以前の操作には戻れなくなります。それほど操作が便利になるのがスマートリモコンですから、興味を持ったら挑戦しない手はないでしょう。スマートリモコンの選び方でおすすめなのは、アプリや様々なサービスの連携が可能なIFTTT(イフト)に対応している製品です。
IFTTT(イフト)は様々な条件に応じた操作の設定が可能で、簡単に使うことができますが、かなり複雑な使い方もできる、高機能で柔軟性の高さを備えています。NatureのRemo mini 2は、手頃な価格で機能はシンプルと、まさにこれからスマートリモコンで生活を始める初心者におすすめの製品です。位置づけ的にはエントリーモデルですが、上位モデルと比較しても引けを取りませんし、大手のスマートスピーカーに対応しているので、既に導入済みのスピーカーも活用できます。
センサーは温度だけと割り切った仕様ですが、その分価格が抑えられているので、製品選びに迷ったらこのモデルをおすすめします。Natureの上位モデルRemo 3は、エントリーモデルと同じく使い方が簡単ながらも、対応するセンサーが多くできることが増えています。温度に加えて湿度や照度、人感センサーを搭載していますから、これらのセンサーに条件を設定して、条件をトリガーに様々な操作ができます。日本のメーカーサンワサプライのスマートリモコンは、アプリの完成度が高く直感的に使えることから、こちらもおすすめです。